坂城町が進める教職員の働き方改革について
基本理念と目的
町では、第6次長期総合計画の基本理念のひとつとして『みんなの笑顔輝くまち』を掲げ、誰もが幸せで笑顔あふれ、健康でいきいきと輝き、次世代を育む文化あふれるまちを目指しています。
これを受け、教育委員会は、「教育グランドデザイン」において『坂城の子どもは坂城で育てる』をスローガンに、学校、行政、地域が一体となった子どもたちの育成に取り組んでいます。
学校における教育を担う教職員が「誇り」や「やりがい」をもって、本来業務の質的な向上、子どもと向き合う時間の確保、自らのワークバランスを意識した働き方の実現等を図ることを目的に、町立学校教職員の働き方改革を推進します。
重点目標
- 教職員の時間外勤務時間が年間を通して1か月45時間以下、1年間360時間以内となるよう業務量の管理に取り組みます。 【坂城町立学校の教育職員の業務量の適切な管理等に関する規則(坂城町例規集)】
- 緊急または学校行事等でやむを得ない場合を除き、午後8時以降の勤務をなくすように取り組みます。
具体的な取り組み
(1)勤務時間を意識した働き方
- タイムレコーダーによる勤務時間の管理
- 毎月の時間外勤務時間・持ち帰り時間等の調査
- 勤務時間の割り振りの着実な運用
(2)教職員の意識改革
- 教職員自らワークバランスの見直し
- 学校業務内容・学校行事等の見直し
- 年次休暇等の取得率の向上
(3)業務の縮減、分業化、協業化
- 町から依頼する調査等の業務の見直し・簡素化
- 教育・心理カウンセラーおよび教育コーディネーターの配置
- 部活動の地域クラブへの移行
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学校における徴収金事務の負担軽減
・学校給食費の無償化
・学年費、旅行貯金等の口座振替 - 教員業務を補助する支援員の配置
- コミュニティスクール等による支援体制の構築
(4)業務の効率化、情報化
- 統合型校務支援システムの活用
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ICTを活用した業務改善(校務DX)
・ウェブ会議システム
・保護者向け連絡アプリ等の活用
・職員会議等の資料のクラウド上での共有、ペーパーレス化
・ICT支援員による教職員の支援
(5)学校の業務環境の改善
- 一定時刻以降の外部からの電話への留守番電話、公用携帯電話の活用
- 長期休業期間における学校閉庁日の設定
- 水曜日の定時退勤日の実施