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長野県坂城町 坂城町 長野県坂城町

村田俊明様より屏風2点をご寄附いただきました

2024年8月23日 登録

村田さん寄附01

▲男谷燕斎書屏風 前で(左から)臼井副町長、山村町長、村田さん、塚田教育長

 村田俊明様から、男谷燕斎書屏風(六曲一双)と、書画押絵貼屏風(六曲一双)をご寄贈いただきました。これらの屏風は、村田家が家宝として代々伝えてこられたそうです。町に所縁のある男谷彦四郎(燕斎)が残した書を、多くの人に知ってほしいと、村田さんが町にご寄贈くださいました。

 男谷燕斎書屏風の作者である男谷彦四郎(燕斎)は、江戸時代後期の幕臣です。文化10年(1813年)に、代官として中之条陣屋に赴任しました。能書家でもあり、町にも数々の書が残されています。
 男谷燕斎書屏風は、それぞれ「田園楽」と「赤壁賦」という漢詩の一節を大書したものです。力強く、勢いのある筆に圧倒されます。男谷彦四郎(燕斎)の書は、掛け軸となっているものが多いため、屏風に仕立てられた本作はとても珍しく貴重な作品と言えます。

 書画押絵貼屏風は、日本画と和歌を交互に配置した屏風です。和歌の作者は「道庵山人正香」という人で、各所で目にした風景や心情が詠まれています。道庵山人がどのような人物かは現在不明ですが、この地の書家あるいは歌人である可能性が高いと考えられます。

 いずれも、町の歴史や文化を物語る大変貴重な作品です。ご寄贈ありがとうございます。大切に保管し、展示などに活用していきたいと考えています。

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▲男谷燕斎書屏風

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▲書画押絵貼屏風

このページに関するお問い合わせ

教育文化課 文化財係

電話番号:0268-82-1109

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