新複合施設基本設計業務委託 指名型プロポーザル結果の公表について
坂城町新複合施設基本設計業務委託に係る設計業者を選定するため、指名型プロポーザル方式により参加事業者からの技術提案等について、学識経験者や建築の専門家を含む審査委員会により、厳正な審査を行った結果、最優秀提案者を決定しましたので、以下のとおり公表します。
◆プロポーザル参加業者
設計業者 5社が参加
◆審査結果
最優秀提案者(受託候補者) ㈱宮本忠長建築設計事務所(長野市大字柳原1875番地1)
◆審査講評
最優秀提案者は、昨年度策定した「新複合施設 基本構想・基本計画」を的確に把握したうえで、部門との関係性や交流、つながりを生むための仕組みとして、昔の宿場にヒントを得た「曲尺手」(かねんて※注)を動線に配置することで、それぞれ個別の部門の独自性は維持しつつ、利用者の交流や相乗効果を生み出すことに配慮されていたこと。
また、地形がやや傾斜している点を考慮したうえで、建物と駐車場の高さをフラットとして、高齢者や体の不自由な方への配慮がなされているほか、周辺施設との動線を十分考慮した設計となっていること。環境配慮の点では、Nearly ZEB(年間の一次エネルギー消費量が従来の建物と比べ75%以上削減された建築物)にも意欲的に挑戦する提案であること。
そして、説明が理路整然として判りやすく、理論的かつ自社の提案コンセプトがしっかりしていたことなどが評価されました。
※注 「曲尺手」(かねんて)とは?
昔の宿場などに設置された直角に曲げられた道路のことです。敵に直線的に攻め込まれないための役割や宿場の道路沿いに民家を多く配置するための手法として設けられた構造のことを指します。
◆今後の予定について
今年度はこのプロポーザル提案を素案として、「新複合施設 建設委員会」のほか、利用者や関係団体など様々な方とのワーキンググループによる協議を重ねるなかで、より使い易く、well-beingの実現空間につながる基本設計の協議を進めてまいります。
◆参考資料(プロポーザルの提案資料として提示されたものですので、今後の協議・検討によって変更となる可能がありますので、ご了承ください。)
【参考】基本設計業務委託 プロポーザル最優秀提案者資料(PDF文書/568KB)