7月26日(金)格致学校「夏の学校」開講
▲尾崎行也先生
7月26日(金)、格致学校で「夏の学校」が開講され、講師に郷土史家の尾崎行也先生をお招きして、「峠を越える」を演題にご講演をいただきました。
講演では、江戸時代末期につくられた「五街道中細見記」などの資料の見方や読み方、当時の地図はとても柔軟な考えのもとにつくられていたことなどを教えていただきました。また、幕府と地方の地区との間の問答が記されている和田地区の資料から、当時は冬に峠を越えることがとても大変だったこと、それに対する幕府と地元のやりとりから、当時の地元民の気質が素晴らしかったことなどをユーモアを交えてお話しいただきました。
格致学校の中での講演はとても雰囲気があり、尾崎先生の優しい語り口調に、参加した皆さんも当時の人々に思いを馳せて聴講していらっしゃいました。