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長野県坂城町 坂城町 長野県坂城町

小中学生対象 高度ICT人材育成事業

2020年9月30日 更新

ICT学習の様子

文部科学省の「ICTの活用による生涯学習支援事業」に採択された、(株)学研教育出版のプログラム「地域における『21世紀型生きる力』の育成ルーブリックの活用と高度ICT人材開発のモデル化」が、当町と岡山県真庭市を対象に取り組まれました。(ICTとはInformation and Communication Technology  《情報通信技術》の略)

このプログラムは、子どもたちが、これからの社会に重要となるICTを単に身につけるだけでなく、その技術を自分のしたいことに活用または開発するための能力や、コミュニケーション能力などを育成するためのモデルとして取り組まれたもので、小中学生の希望者を対象に、全3回の学習が行われました。

3回の学習のなかで子どもたちが取り組んだ課題は、自ら取材した情報などをもとに、地域自慢のインターネットのホームページを作成し、他地域(真庭市)の子どもたちとの意見交換を行う、といったものです。

ICT学習1日目

▲チームに分かれて相談し合いながら

学習1日目には、参加者が全6チームに別れ、WEBページの基本構造の学習や編集体験を行ったあと、地域自慢のページをつくっていくにあたり、町産業振興課職員から、工業・農産物・観光などについて町の特長を学習。その後、チームごとに、作成するWEBページのイメージとチーム内での担当(本文を考える人、写真を取る人など)を決めました。


ICT学習2日目

▲「ソース」を書き換えてWEBページを作成

2日目。WEBページを実際に作成していく作業を行いました。自分たちで取材して得た情報や写真を整理し、ページを作成。次回、チームごとに行うWEBページの発表に備え、発声や発表時の姿勢など基礎練習を行いました。


ICT学習3日目

▲写真右側のスクリーンに真庭市の様子

3日目。まず、各チームごとにWEBページの発表を行い、その後、インターネットのテレビ電話を利用し、坂城町と真庭市の各代表2チームがそれぞれ発表し合い、意見交換や質疑応答を行いました。また、坂城町在住の米国人、紀井奈 栗守(クリストファー・キーナ)さんにより、WEBページと子どもたちの発表を見てのコメントもいただきました。


クリストファー・キーナさん

▲紀井奈 栗守(クリストファー・キーナ)さん

3日目には、このプログラムの研究調査委員長である東京工業大学名誉教授の清水康敬さんも来町され、報道機関向けの会見も行われました。会見の中で清水名誉教授は「これからはどんな産業に関与するにしてもICTが重要。コンピュータを使用して得た情報を、どう自分に取り入れていくかの『デジタル読解力』強化が必要となる。工業が盛んな坂城町の子どもたちが、こういった力を身につけることは、子どもたちが地元企業に就業することで、町の発展にも繋がっていく。今回のモデルを全国に広げていきたい」と話されました。


東工大清水名誉教授

▲東京工業大学 清水名誉教授

また、山村町長は「今回のプログラムは技術力だけでなく、自分の思いを相手にどう伝えるかのコミュニケーション能力向上にも重きを置いている。坂城町特有の学習として、また生涯学習の先駆けとして、今回のような取組みを続けていきたい」と話しました。

今回子どもたちが作成したWEBページは、皆さんにもご覧いただけるよう公開する予定です。整い次第、町ホームページから見られるようにしますので、ぜひご覧ください。

 

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