近年、複雑多様化する災害や甚大な被害が想定される巨大地震へ対応するため、坂城消防署に「大型水槽車」が配備されました。
　この車両には、10,000リットルの水槽を積載しており、震災や道路寸断時における消防水利として活動できるほか、様々な機材等を収容できる構造となっています。さらに、消防活動のみならず、ライフラインが途絶えた場合でも、生活用水の給水車両として運用が可能であり、多角的な活躍が期待されています。

　また、千曲坂城消防本部では、災害時などの対策の一つとして、「消防災害支援隊（通称：SWALLOW）」を発足させました。この支援隊は定年退職した元消防署員の皆さんなどによって組織されており、豊富な知識・経験・技術を活かし、消防活動のサポートや地域住民の方の安全確保に努めます。
　このような取り組みは県内でも初であり、防災・減災や地域の安心・安全の強化がさらに徹底されています。