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10月14日(金)伊藤博文の書などのご寄託

2020年9月30日 更新

伊藤博文の書ご寄託

明治期に伊藤博文が当町出身の偉人・西澤正太郎さんへ贈った書と、西澤正太郎さんの書簡、また同氏の肖像画と、同氏が福島県知事時代に、福島に大正天皇(当時皇太子)をお迎えした時のことを讃えて建立した石碑の拓本を、鉄の展示館にご寄託いただきました。

伊藤博文の書と、西澤正太郎の書簡は、正太郎さんの孫にあたる西澤眞澄夫妻(埼玉県在住)から、肖像画は一族の石井健一さん(上田市)、拓本は西澤澄人さん(上田市)から、それぞれご寄託いただいたものです。

西澤正太郎さんは、文久3年(1863)に西澤陽左衛門の長男として鼠宿に生まれ、明治23年3月に東京大学政治科卒業後、内務省へ入省。 宮崎県・新潟県参事官、香川・滋賀・兵庫・大阪・京都の書記官を経て、官選知事として青森県知事を明治41年まで勤め、明治41年からは福島県知事となられるも在任中の明治43年に急逝されました。生前は伊藤博文との親交が深く、西澤眞澄さんによると、今回ご寄託いただいた伊藤博文の書は、明治42年(1909)に伊藤博文から西澤正太郎へと贈られたものだといわれています。

また、西澤正太郎さんと同時期、同氏から16歳下には、同じく鼠宿出身で、東京帝国大学法律学科を卒業し、内務官僚から静岡県知事、警視総監を経て貴族院勅選議員になられた赤池濃(あつし)さんがおられ、町内で都道府県知事になったのはこの両名だけだと思われます。

ご寄託いただいた書、書簡、肖像画、拓本については、鉄の展示館で保管し、適時展示・公開定していきます。

※坂城町長山村弘のブログで、伊藤博文の書の内容などについても掲載しています。あわせてご覧ください。
こちら→山村ひろしのブログ

伊藤博文の書

▲伊藤博文が西澤正太郎に贈った書

▼西澤正太郎の肖像画

西澤正太郎肖像画

 

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