4月17日(日)「高倉健と宮入小左衛門行平の絆」展 宮入刀匠のギャラリートーク
4月17日(日)、鉄の展示館で現在開催中の「高倉健と宮入小左衛門行平の絆」展のイベント、「宮入刀匠のギャラリートーク」が開かれました。
本展は、昨年、宮入小左衛門行平刀匠の仲介により寄贈された、故高倉健さん遺愛の刀剣類と日本刀専門書籍などに、本展のために新たに借用した高倉さん所縁の品を加え、高倉さんと宮入刀匠との交流、高倉さんが日本刀に寄せる思いが伝わる展示内容となっています。
本日のギャラリートークでは、宮入刀匠が高倉さんとの思い出を語りながら、展示品一つひとつについて解説していただきました。宮入刀匠によると、展示品には、國廣や秋広の脇差、則重や井上真改の刀をはじめとした名刀が多く、福岡県出身の高倉さんは九州の作品を特に好んでいたとのことです。また、高倉さんが宮入刀匠に会うために何度も坂城町を訪れていたこと、日本刀を託されたこと、仕事を何度も依頼していただいたり、様々な相談にのっていただいたことなど、高倉さんとの思い出も数多くお話いただき、そのどれもが、高倉さんの人に対する気遣いや、宮入刀匠に対する信頼の深さ、また宮入刀匠の高倉さんへの尊敬の念が伺えるエピソードばかりでした。
本展は、6月12日(日)まで開催されており、この「宮入刀匠のギャラリートーク」は次回5月22日(日)に、また、「健さんが歩いた坂城の道『散策ツアー』」が5月15日(日)、6月12日(日)に開かれます。宮入刀匠と高倉さんとの秘話が聞ける滅多にない機会ですので、ぜひ鉄の展示館へお越しください。
▼宮入小左衛門行平刀匠